住みたい賃貸物件のイメージがついたら、どんな部屋がいいかを考えましょう。
正直なところ、エリア→物件→部屋の順番でなくとも全く問題はありません。
流れとしては、外堀から考えていった方がスムーズかもしれない、という参考論です。
今回はこんな方にオススメです。
- 住みたい部屋のイメージがわかない
- 広さや部屋数等の基準が分からない
- 理想が多くて迷走してきた、、、
100人いれば、100個の理想があるものです。
是非とも、参考にして頂けると幸いです。
間取り
物件情報を見ていると、1Rや1DKや3LDK等の表記が見受けられます。
各間取りの特徴や文字の意味を書いていきます。
1R(ワンルーム)や1K(ワンケー)
この2つの間取りの違いは、キッチンが居室内にあるか、キッチン自体が独立しているかの違いです。
例えば、キッチンと居室がドア等でセパレートされている場合、1Kという表記になります。
基本的にそれ以外は1Rと捉えて良いかもしれません。
1Kはキッチンが分かれている手前、料理をした際に煙や匂いが洋室まで入りづらい、というメリットがあるかもしれません。
ただ、1Rは1Rで居室が少し広く感じるかもしれません。
理由として、居室とキッチンの広さの合計が10という部屋があり、1Kは居室:7とキッチン:3、1Rは居室+キッチン:10、という感覚になるからです。
感覚値として、男性はあまり気にされない印象があります。
結局は好みの話ですが、、
DK(ディーケー)やLDK(エルディーケー)
言葉の意味として、L(リビング)、D(ダイニング)、K(キッチン)となります。
広さによる定義もあります。
居室が1部屋の場合→DK:4.5帖、LDK:8帖
居室が2部屋以上の場合→DK:6帖、LDK:10帖
おおよそ、DKはキッチンの脇にテーブルかソファーのいずれかが置ける広さ、LDKはキッチンとは別にテーブルとソファーが置ける広さ、といった具合です。
ただ、募集会社によっては、感覚的にDKなのにLDKと表記するケースも稀に見受けられます。
図面だけで判断はせずに、実物を見た方が良いとは思います。
広いに越したことはないですが、家具の大きさや配置次第でDKでも何とかなるものです。
Sって何?(余談)
ちらほら、1SLDKや2SLDKという表記を見かけるかと思います。
Sはサービスルームと呼ばれ、洋室にするには広さや採光量が足りない居室を指します。
実際、3帖位のSもあったりしますが、5帖位の広さがあるのに明かりが足りずにSとなっているケースもあります。
後者の場合、1SLDKとなっているものの、ほぼ2LDKと同等の使い方が可能です。
ネットでの物件探しで条件をチェックする際、「LDK」だけにチェックをせずに「SLDK」にもチェックを付けると候補が増えるかもしれません。
何部屋必要か
間取りを検討する際、改めて何部屋必要かを考えてみるのもいいでしょう。
お探しの方とお話しをしていると、なんとなくで「2LDK以上は欲しいかな」と仰っている方も見受けられますので。
同棲を始めるカップルであれば、1DKや1LDKでも十分かと思います。
それぞれの部屋が必要、テレワークの為にもう1部屋欲しい、ということでしたら2部屋は必須になるかもしれません。
または、子供や親と同居となると各部屋が必須になってくると思います。
部屋が増えると必然的に広さも必要になり、賃料も上がってきます。
掃除等の日々のメンテナンスも考慮すると最小限が一番かもしれません。
広さ
ネット上で物件を探す際、表記されている広さで部屋や居室の大きさをイメージする必要があります。
次に書くことを一つの目安にして頂けると幸いです。
〇平米以上は欲しい
主に部屋(物件自体)の広さのバロメーターになります。
20平米や30平米と聞いて想像がつく方なら良いですが、分からない方も多くいるかと思います。
そんな時は不動産業者の方に聞いてみたり、今の住まいと比較もいいでしょう。
例えば、1Kだと20平米は一般的、25平米だとちょっと広め、30平米だと結構広め。
1LDKだと30平米台はコンパクト、40~50平米位は一般的、60平米はゆったり。
といった具合です。
〇帖以上欲しい
1帖は約1.62平米になります。ざっくり言うと畳1枚分です。
正直ピンとこないと思います。
居室として、4帖だとコンパクト、5~6帖だと一般的、7~8帖だとゆったりめ、かもしれません。
今の部屋が何帖なのか、それと比較してどのぐらいの広さがいいか、ざっくりとした感覚を養っておくと選びやすいでしょう。
階層
階層の好みも人それぞれです。
よく聞く意見や私の見解を書いていきます。
1階の部屋
お子様がいる家庭に好まれます。(下階への足音を気にしなくてもいいので)
セキュリティや湿気・カビを気にされる方もいらっしゃいます。
確かに泥棒が入りやすいかもしれないですが、どの建物にも1階の住戸はあります。
湿気やカビも生活スタイル(加湿のし過ぎ等)に左右される場合もあるので何とも言えません、、、
個人的には立地やその他条件がクリアできていれば、そこまで気にする必要もないとは思っています。
2階以上の部屋
女性単身の方からのご希望をよく伺います。
セキュリティを気にされてのことだと思います。
1階と反対の意見になりますが、2階以上の条件にすることで選択肢がとても少なくなるということにはそうそうなりません。
ある程度候補があるのであれば、2階以上でもよろしいと思います。
最上階の部屋(余談として)
中には最上階のみをご希望される方もいらっしゃいます。
おおよそ、上階からの音やプライバシー性を考慮されてのことかと思います。
正直なところ、最上階が該当する物件数は少ないと思われ、あまりおすすめはできません。
逆を言うと、選択肢が少なすぎて自然と物件が絞られてくる、ということも言えますが。
向きと位置
階層同様によく聞く意見や私の見解を書いていきます。
南向き
比較的女性(主婦の方)に多いご希望ですが、男性でもちらほら伺う条件です。
日当たりが良ければ、日中は洗濯物も乾きやすいですし、部屋内が温かくもなります。
(夏は日が高いので部屋内まで日が差し込まないのも良い所です)
南向きの恩恵を受ける時間に部屋にいる方ならいいかもしれません。
みなさんはいかがですか?
平日の日中は仕事、休日は外出、となると恩恵を受けられているでしょうか。
あわせて、最近の住戸には浴室乾燥機が備わっている部屋もありますので、洗濯物も室内で乾きます。
東西南北4種類の方角があり、南向きに絞ると4分の1になってしまいます。
今一度、ご検討頂くとよろしいかもしれません。
東向きと西向き
あまり東と西に限定される方は見受けられません。
ただ、西は夕方の西日が懸念され、どちらかというと東がいい、という方もいらっしゃいます。
確かに西日はきつく感じるかもしれませんが、採光が取れていて暗くなければどちらでもいいかもしれません。
北向き
日が当たらず寒い、という印象をお持ちの方も多いと思います。
実際、日が当たる部屋とそうでない部屋ではある程度の温度差が生じます。
しかしながら、南の反対は北です。
間取りによってはLDKの反対側に居室がある場合、LDKが南で居室は北になります。
また、タワーマンション等の高層マンションでは、意外に北向きが人気だったりもします。
理由として、周りに遮る建物がなく、南等は日が差し込みすぎて暑くなる場合もあるからです。
角部屋
窓が多く、明るさや換気のしやすさ等で人気があります。
その分、外気に接する面が増え、若干熱効率が悪くなります。
正直なところ、一長一短なので、暗くなければ良い位の考えでもいいかもしれません。
築年数
新しいに越したことはありません。
室内が新しい・綺麗だと気持ちがいいですよね。
古くてもリフォーム・リノベーションされていれば、という方もいらっしゃいます。
リフォームによって綺麗になっていた場合、配管工事がされているか否かも気にした方がいいかもしれません。
配管系統が古く、水漏れ等を起こす可能性も無きにしもです。
例えば、築年数=年齢と考え、年齢の割に若い方がいたとして、見た目はいいですが身体は正直なこともあるはずです、、
まとめ
- 広さは今と比較がベスト
- 階層や向きは本当に必要か考えましょう
- 築年数は新しいに越したことはない
恐縮ながら、私の個人的な見解もある程度混じっています。
ただ、今までの経験からの見解なので、比較的リアルなものになっていると思います。
結局、良し悪しは一長一短です。
それでは。
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