賃貸物件に申し込んで初めて、意外に初期費用がかかることに気付く方も多いと思います。
都内の物件ですと、初期費用の目安はおおよそ賃料の5~6か月分です。
10万円の物件だと50~60万円になるので、かなりの大金ですよね、、
引っ越しを考えてはいるが、手元に現金がなくお困りの方もいると思います。
今回は、可能性論としてどのくらいまで初期費用を抑えられるか、という点にフォーカスして書いていきます。
是非とも参考にして頂けると幸いです。
コストを抑えられる可能性がある項目
結論から言うと、初期費用で挙げられるどの項目でも、減額やカットできる可能性はあります。
ただ、減額の幅やカットの難易度もあるので、理想論になるかもしれませんが、、
それぞれの項目について書いていきます。
敷金
そもそも「敷金0か月」とうたっている物件もあるので、最初から0か月の物件を探すと手っ取り早いです。
また、敷金が無くても、契約当初か退去時にクリーニング費用を別途支払う物件がほとんどだと思います。
結局、敷金は預り金なので、初期費用を抑えられたとしても何かしらの費用はかかってしまう、と思っていた方がいいでしょう。
礼金
敷金同様に「礼金0か月」という物件も見受けられるので、交渉して礼金を0にするよりは、最初から0か月の物件を狙った方がいいと思います。
個人的に、礼金の交渉は少し難易度が高いと思いますので、、
礼金が0だと、純粋に初期費用(出費)が抑えられ、とても嬉しい条件になるのではないでしょうか。
礼金自体、昔ながらの慣習や、貸主さんと不動産屋との手数料を賄うための費用だったりもするので。
前家賃
初期費用の中には、前家賃が含まれるケースが多々見受けられます。
例えば、1月中に契約手続きを行い、2月16日から契約開始(賃料発生)となる場合、2月16日~28日までの日割り賃料と3月分賃料を支払ったりもします。
このケースでいうと、2月分は日割りになるので、2月の末になればなるほど2月分日割り賃料が抑えられます。
仮に2月28日の契約開始だと、日割り賃料は1日分だけ、ということになるのでかなりの負担軽減ではないでしょうか。
ただ、契約開始日がある程度自由に決定できる前提のお話ですが、、
もしくは、2か月分の前家賃を1か月分に減らしてもらう、という方法も無きにしもです。
家賃なので、結局はいずれ支払うお金であることをお忘れなく。
仲介手数料
仲介手数料の交渉は言ったもん勝ちな気がします。
正規手数料1か月とうたっている不動産屋に対しては、まず0.5か月にならないかを伺うといいでしょう。
そもそも0.5か月とうたっている業者には、少し酷ですが更なる減額や0か月にならないかと伺ってもいいかもしれません。
もともと0か月とうたっている不動産屋もいるので、最初からその不動産屋へ依頼してもいいと思います。
ただ、仲介手数料0か月には色々と事情があるので、紹介できる物件が限られるかもしれない可能性がある旨、予めご了承頂きたいです。
→賃貸物件を借りる方 ~仲介手数料0円物件を見つける3つの方法~
保証料
保証会社を利用する場合、必ず発生してくる費用が初回保証料や継続保証料です。
保証会社によっては、保証契約上の追加条件次第で保証料が安くなるプランもあったりします。
ただ、保証会社を使用しているにもかかわらず保証料が0になることはまず無いと思います。
保証料を無くしたければ、保証会社を利用せずに連帯保証人をたてた方がいいでしょう。
保証会社→連帯保証人への切り替えは貸主さん次第ですが、、
火災保険料
火災保険は物件を借りるにあたって必須の項目です。
よって、火災保険を無しにする、というよりは必要最低限の保険内容を押さえつつ安い保険に加入する、ということは可能です。
ただ、基本的には不動産屋が紹介してくる保険でもいいかもしれません。
安くなったとしても、2年換算で数千円~1万円前後だと思いますので、その費用削減を選んでまで自分で火災保険の手続きをするか、はご自身次第です。
現金が無いなら、クレジットカード決済も!
手元に現金が無くても、初期費用等を支払う方法はあります。
クレジットカード決済ができる物件(不動産屋)を選べばいいのです。
基本的に、不動産屋によってクレジットカード決済が対応可能か否かが分かれています。
事前にカード決済可能かを聞いておくといいかもしれません。
最近ではカード決済可能な不動産屋も増えてきたように感じますが、大手であればあるほど対応していない(融通が利かない)かもしれないです。
それぞれの会社の事情があるとは思いますが、、
まとめ
- 理論上、初期費用は結構安くできる
- ただ、物件がかなり限られると思います
- クレジットカード決済可能な物件もいいですよね
例えば、敷金0、礼金0、前家賃は数日分、仲介手数料0、連帯保証人、火災保険、の物件だと、賃料の1か月分にも満たない初期費用も実現可能です。
ただ、該当する物件はほぼ皆無かもしれないことと、該当物件があったとしてもその他諸々の希望条件(広さや立地等)が満たせるかは別のお話です、、
それでは。
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