賃貸物件は無職でも借りられる?【結論】借りられる物件はあります!

現在無職ではあるものの、引っ越しを検討している、もしくは引っ越しをしなくてならない、という方もいるでしょう。

「無職」と聞くと世間的な響きは良くはないですが、皆さんそれぞれに致し方ない事情もあるはずです。

結論から言うと、無職でも賃貸物件は借りられます。
(全ての物件ではないですが)

今回は、どのような物件を借りられるのかを中心に書いていきます。

現在無職でなくとも、今後無職になる予定の方へ向けた内容もあるので、是非とも参考にして頂けると幸いです。

「無職」という言葉から考えられる様々な状況

一言で「無職」といっても、様々な状況の方がいらっしゃるかと思います。

例えば、次のような方も「無職」に該当してきます。

  • ただ単に働いていない
  • 内定はもらっているが、今は無職
  • 働いていたが、何かしらの理由で無職になった
  • 高齢者の方
  • 専業主婦だったが離婚した(もしくはシングルマザー)

「無職」と聞くと響きが悪いかもしれませんが、致し方ない「無職」の方ももちろんいらっしゃいます。

経験の少ない不動産屋だと、「無職の方は難しいですね」と言って物件探しすらまともにしてくれないかもしれませんが、私はそうは思っていません。

「無職」でも借りられる物件はありますし、「無職」だからこそ行き着く物件もある為、逆に探しやすかったりもすると思っています。

どのような物件が借りられるか、次に書いていきます。

無職でも借りられる物件はこんな物件

無職でも借りられる物件として、おおよそ次のような物件が該当してくるかと思います。

  • URの物件
  • 連帯保証人や保証会社利用を条件に交渉可能な物件
  • 賃料の一括払いが相談可能な物件
  • 別名義での契約が相談可能な物件
    などなど

UR物件

候補の一つとなるUR物件はとても有名かもしれません。

URの審査基準は、一般的には賃料と収入の割合によるものもありますし、賃料と貯蓄額の割合という基準も設けています。

固定収入は無いけれども貯金はある、という方にとってはとても嬉しい基準ではないでしょうか。

ご参考までにURの申し込み資格に関するURL↓

https://www.ur-net.go.jp/chintai/rent/requirements/

連帯保証人や保証会社利用を条件に交渉可能な物件

物件によっては、名義人の収入が無くても、固定収入のある連帯保証人をたてるか保証会社を利用するかで、諸々の相談が可能な物件もあります。

ただ、相談可能な物件を探す方法としては、各物件の貸主さんに伺っていくしか正確な方法はないかと思います。

よって、自身の状況を不動産屋に説明し、不動産屋経由で各物件へ相談・問い合わせを行ってもらったほうがいいでしょう。

とはいえ、最終的には不動産屋のやる気と腕次第な気もしますが、、

賃料の一括払いが相談可能な物件

賃料の一括払いとは文字通りで、何年分かの賃料をまとめて支払うことを指します。

これも貯蓄のある方でないと難しい方法にはなりますが、この条件を受け入れてくれる物件もあります。
この場合の必要書類として「通帳」を求められることが多いです。

例えば、定期借家の物件です。

定期借家とは期間限定の契約形態をいい、〇か月間とか〇年間などの期間限定となる為、その期間分の賃料をまとめて支払えば無職の方でも滞納のリスクは無くなります。
参考:賃貸契約で「普通借家契約」と「定期借家契約」の違いは何?

また、一般的に2年ごとに更新を行う普通賃貸借でも一括払いは可能ではありますが、更新時に改めて2年分の賃料を支払えるかという保証が難しく、この方法はあまり適さないかもしれません。

別名義での契約が相談可能な物件

この方法は自分自身が契約名義になるのではなく、別の誰かを名義人として契約を行う方法です。

別名義の候補としては、次の方々が当てはまるかもしれません。

  • 親(自身が学生の場合など)
  • 子供(自身が高齢の場合など)
  • 兄弟、姉妹
  • 親戚
  • 配偶者(離婚や別居の場合など)

それぞれの方にそれぞれの理由があるかと思いますので、きちんと理由・事情を説明すれば相談に応じてくれる物件(貸主さん)も見つかるはずです。

また、転職予定で現在は無職の方や、内定をもらっている学生の方は、採用通知や雇用通知があれば自身の名義で審査に応じてくれる物件がほとんどだと思いますので、心配は無用かと。

入居中に無職になったら追い出される?

今までは、これから賃貸物件を借りる際に無職だったらどうするか、ということを書いてきました。

しかしながら、現在賃貸物件に住んでいる最中に無職になったらどうなるのでしょうか。

勤め先があった契約当初と違う状況になり、収入がない状態となるので、貸主さんから契約を解除され追い出されてしまうのでしょうか。

答えとしては、決して追い出されることはない、と思います。
(契約によって条件が異なるので、「思います」と書かせて頂きます)

無職になった途端に賃貸物件を追い出されるのが一般的であれば、転職も自由にできません。

また、近頃のコロナの影響等で失業された方も一定数いらっしゃるかと思いますので、その方々が追い出されたかというと、そうでもないと思います。

賃貸契約中に無職になったからと言って、心配することもないでしょう。

まとめ

  • 無職でも借りられる物件はあります
  • 物件探しは不動産屋のやる気と腕が絡んできます
  • 無職になったからと言って、今の家を追い出されることはそうそうないかと

お客さんの中で、無職という状況が言いづらかったり恥ずかしかったりするのか、少し偽った自身の状況を話される方も稀にいらっしゃいます。

そうなると、不動産屋側としても各募集元へ相談がしづらいですし、何よりその方に対しての必要書類や適正物件の案内もできません。

お互いにスムーズな手続きをする為にも、ある程度腹を割って話すこと(話せる相手を見つけること)が大切かもしれません。

 

 

それでは。

 

 

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