マンションを貸し出す際の必要書類は?何を準備すればいい?

マンションを貸し出す場合、賃貸依頼時における必要書類がいくつかあります。

募集会社と依頼書はもちろんですが、自身で用意・取得をしなくてはいけないものもあります。

代表的なものを挙げていきますので、何を用意したらいいのか分からない、という方は是非とも参考にして頂けると幸いです。

身分証

身分証はどの会社に依頼しても絶対的に必要になると思います。

物件の所有者と依頼者が同一なのか、という判断材料になるからです。

身分証として代表的なものは、次のものが当てはまります。

  • 免許証
  • パスポート
  • マイナンバーカード
  • 保険証

他にも身分証として認められるものもあると思いますが、免許証かパスポートか保険証をご用意頂く方が多く見受けられます。

ちなみに、物件の所有者が複数で、貸主も複数となる場合は人数分の身分証が必要になります。

間取り図

分譲マンションであれば、分譲時の間取り図(パンフレット)をご用意頂くといいでしょう。

賃貸マンションやアパートや戸建ては建築図面が好ましいです。(部屋の広さも分かるので)

また、リフォーム等で間取りの変更を行っている場合は、リフォーム時の図面も用意すると尚良しです。

ちなみに、築20~30年ぐらいの分譲マンションであれば、東京カンテイという不動産のデータバンクに図面等のデータが記録・保管されています。

東京カンテイと提携している不動産屋なら、そのデータバンクから特定のマンションのデータをダウンロードも可能です。(課金制なので、貸主さんから頂くに越したことはないです)

管理規約

分譲マンションであれば、マンションを管理・運営するにあたっての管理規約を設けているマンションがほとんどだと思います。

規約には管理組合の運営方法はもちろん、居住にあたってのルール等も記載されているので、不動産屋も規約の確認が必要です。

オーナーさんの手元にあれば、不動産屋に貸してあげるといいでしょう。

もしくは、不動産屋がマンションの管理会社へ問い合わせ、規約を購入することも可能です。

ただし、1冊数千円の費用を要するので、不動産屋としてはあまり乗り気になれませんが、、

登記簿謄本

国内の不動産であれば、その不動産の広さや築年数や所有者が誰なのか、という情報は建物の登記簿謄本に記載されています。(土地も同じくです)

不動産屋は基本的に、登記簿謄本上の所有者と賃貸依頼主の身分証を照らし合わせて本人確認を行います。

手元に謄本があるようでしたら、賃貸依頼時に不動産屋に控えを取らせてあげるといいかもしれません。

ただ、だいたいの不動産屋はインターネット上でも謄本が取れるサイトに登録をしているので、平日であればネットで簡単に取得が可能です。

よって、わざわざ法務局へ行かなくてもよいのです。

ちなみに、アパートや戸建て等の場合、建物謄本だけでなく土地謄本も必要になります。

余談ですが、謄本には今までの所有者が記載されているケースも多く、その情報からちょっとしたヒストリーやストーリーが読み取れることもあり、私的には比較的好きな書類の一つです。

募集や内見には物件の鍵が必須になります。

1本か2本は不動産屋に預けておくといいと思います。

案内だけではなく、リフォーム業者等にも預けたりする為です。

また、入居人数によっては鍵の複製が必要になったりもするので、必要になるかもしれない本数を不動産屋に聞いておくといいかもしれません。

実印と委任状

所有者が誰かに委任をして募集活動を行う場合や、定期借家で募集・契約を行う場合は、委任状と実印と印鑑証明原本が必要になってきます。

委任状は不動産屋がフォーマットを用意してくれたりしますが、実印と印鑑証明の取得はご自身で行わなくてはいけません。

実印自体、使用する頻度が少ないので、実印登録をしていない方は登録からの手続きが必要です。

少し手間かもしれませんが、印鑑登録のカードがあれば、家族などに依頼をして役所で取得することもできます。

ちなみに、定期借家の説明はよろしければ下記をご参照ください。

賃貸契約で「普通借家契約」と「定期借家契約」の違いは何?

まとめ

  • 身分証は必須
  • 間取りや図面は保管しておきましょう
  • 不動産屋が取得できるものも多い

分譲マンションの場合ですと、身分証さえあれば依頼書のやり取りを行って募集開始が可能だったりします。

意外と一から用意する書類は少ないかもしれません。

依頼・募集自体はそこまでハードルの高い作業でもないので、ある程度は不動産屋に任せてもいいと思います。

 

 

それでは。

 

 

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