賃貸物件を探す際、時期によって物件の動きが異なるので繁忙期や閑散期はいつなのか、を知っておくに越したことはないと思います。
繁忙期であれば物件が多く、閑散期であれば物件は少ないので、物件探しを行いたい方にとっては時期はある意味死活問題にもなり得ます。
また、2020年~2021年現在におけるコロナ禍は賃貸業界にどのような影響を与えているのか、実体験をもとに諸々を書いていければと思います。
(2021年3月7日時点)
是非とも参考にして頂けると幸いです。
繁忙期はいつ?
賃貸業界における繁忙期はおよそ1~3月の時期です。
だいたいは4月の就職や就学や転勤等の需要で引っ越しをする方が多く、入退去の動きが非常に活発になります。
年末年始あたりから徐々に動きが出てきて、2~3月にピークを迎える、といったイメージです。
駅前の不動産屋等は特に忙しいと思います。1人で1日3~4組のお客さんの対応をしたり、案内に何回も出かけたりと休む暇もない方も非常に多いのではないでしょうか。
お客さんが多いということは、その分競争率も高いということです。
例えば、1日に4物件の内見をしたとして、4件の内見が終わったころには1件目に申込が入ってしまっていた、ということもよく見受けられます。
つまりは、繁忙期に悠長に比較検討している暇はない、ということが言え、より決断力が求められる時期でもあります。
ゆっくり検討したい方は繁忙期を避けるという手もありますが、そうすると動きが少ない時期に比較するほど物件があるのか、というジレンマに陥ってしまうかもしれません。
最近では、引っ越し難民という言葉があるくらい、繁忙期に引っ越し業者がつかまらなかったりするようで、物件は決まったが引っ越しができない、、、という方もいるようです。
ただ、意外と4月~ゴールデンウイーク頃までは動きが見られたり、企業側の辞令も時期をずらしたりしているように感じられますので、少しは猶予があるかもしれません。
ただ、時期を逃さないに越したことはないですが。
余談ですが、3月になると即入居可能な物件より、3月末や4月の退去予定物件が多く流通しているかと思います。
そうすると、3月中に引っ越しが必要な方は2月頃までに物件を決めておいた方がいいかもしれません。
閑散期はいつ?
賃貸業界における閑散期は6~8月です。
特に夏の時期はお盆休みの兼ね合いもあり、引っ越しを考える方が多くはありません。
その時期に引っ越しを考えていたとしても、物件自体があまりないので探しづらいかもしれないですが、逆を言うと選択肢が少ないので選びやすいかもしれないです。
ただ、個人的な見解ですが、高額帯の物件に関してはあまり時期に左右されないように思います。
理由として、高額物件に入居している方は、時期に左右されるような生活スタイルではない方も一定数見受けられるからです。
要するに、時期は考えずに好きな時期に好きな物件へ引っ越したい、といった方々です。
(あくまで「個人的な見解」ですが、意外とあてはまる事例もあったりします)
また、夏が過ぎて9月になると、少し市況に動きが出てきます。
企業における半期の辞令により、10月に向けて引っ越しをされる方もいらっしゃるからです。
それからは年末に向けて徐々に動きが増していくイメージになります。
コロナウイルスの影響は?
本日は2021年3月7日となり、コロナ禍の2020年~2021年現在まで賃貸業務をこなしてきた身として、コロナの影響はそこまで無かったのでは、と思っています。
理由として、賃貸の需要は「必需」な要素が強いのではと思っているからです。
もちろん、緊急事態宣言なので外出(引っ越し)は控えたいという方もいらっしゃいましたが、逆にテレワークで時間が出来たので引っ越しをしようと思いましたという方もいらっしゃいました。
実際、2020年の2~3月は相応の動きがありましたし、現在の2021年3月時点でも繁忙期と言えるほどの動きが見受けられます。
結局のところ、どんな状況下であっても動かれる方は動かれる、ということなのでしょう。
まとめ
- 繁忙期は1~3月
- 閑散期は6~8月
- コロナでも動く方は動く
物件が動く時期と動かない時期を知っていれば、その波に乗るか否かの判断も可能です。
せっかく物件探しを行うのであれば、納得のいく物件を選ぶために選択肢が多い時期の方がオススメです。
個人的にはある程度の物件数が出てきて、ある程度動きがゆったりしている年末年始ぐらいがちょうどいいと思っています。
所有物件を貸し出す際にも時期は重要だとも思います。
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それでは。
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