物件を探す際、ほとんどの方が「安いに越したことはない」というお考えをお持ちかもしれません。
実際、お客様に賃貸条件を伺う場面で「賃料はおいくら位をご希望ですか」と伺うと、「〇〇万円だけど安ければ尚良し」というやり取りをよくします。
今回は、安い賃貸物件を探す際のポイントを書いていきます。
ただし、結論を申し上げると、条件が良くて安い物件(掘り出し物)はめったにありません!
それを踏まえ、ちょっとした参考としてご覧頂けると幸いです。
時期を考える
賃貸業界は一般的に年度末の1~3月頃が繁忙期と言われ、流通している物件数も多く、探されている方も多くなる傾向があります。
逆に、賃貸業界の閑散期としては、6・7・8月が物件数も探されている方も少なくなる傾向があります。
そこで、6~8月頃に募集を行う際、繁忙期に比べて賃料を若干安くする、という貸主さんも少なからずいるのではないでしょうか。
夏ごろまでに引っ越しをご希望の方や、時期を問わず物件探しをしている方は、6~8月に募集されている物件を選べばお得かもしれません。
しかしながら、閑散期は物件数が少ないので、自然と選択肢も少なくなり、納得のいく物件に出会えない確率も高くなります。
あわせて、募集物件が少ないので、あえて賃料を下げなくても意外に引き合いがあったりすることもあります。
感覚値ではありますが、閑散期は物件の動きが多くはないものの、適正賃料であれば決まる、という考えが妥当かもしれません。
何かしらの条件を緩和・譲歩する
安い物件に巡り合えない時は、ご自身がお考えの何かしらの条件を1つか2つ外してみるといいでしょう。
基本的に掘り出し物は無いですが、考えを少し変えるだけで賃料も変わってきたりします。
例えば、条件としては主に次の項目が挙げられます。
- 希望沿線を広げる
- 駅からの距離を少し伸ばしてみる(5分→10分など)
- 部屋の広さを若干コンパクトにする
- 築年数を古くしてみる
もちろん、希望に合う物件があればいいのですが、駅近で広くて新しい物件は賃料も高くなるのが当然です。
妥協できる範囲内で妥協点を見つけるといいと思います。
いわくつき物件を選ぶ
安い物件と聞いて、ぱっと思い浮かぶのが「いわくつき物件」ではないでしょうか。
「いわくつき物件」とは、俗に言う「事故物件」や「告知事項有りの物件」です。
告知事項の内容にもよりますが、相場賃料から2~3割下げて募集を行ったりもします。
(告知の内容がえげつないと半値とかもあります、、)
ただ、告知事項といっても、必ずしも今募集している部屋で何かが起きた、というものではありません。
例えば、物件敷地内や別部屋で起こった事件や事故も告知となる為、直接的には関係のない場合もあります。
同じ建物内の部屋になるので、致し方なく告知事項を記載している場合もある為、告知事項の内容によっては「住んでもいいかも」と思える物件があるかもしれません。
まとめ
- 掘り出し物はそうそう無い
- 時期や条件を見直してみよう
- 事故物件はだいたい安い
それなりの物件はそれなりの賃料になるものです。
食事や買い物等の時も同じくだとは思いますが、世の中はうまい具合に帳尻がついているのかと。
それでは。
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