一般的に、賃貸物件の申込審査は100人中95人位が問題なく通過すると思います。
ここでいう審査というのは、保証会社や貸主さん等による諸々の審査を指します。
正直、ほとんどの人が通過する、といっても過言ではありません。
ただ、「ほとんど」ということは、残念ながら審査に落ちてしまう方もいらっしゃいます。
落ちた理由を教えてくれる不動産屋はあまり多くはなく、理由を知らないまま次の物件へ申込しても、再び落ちてしまうかもしれません。
今回は、審査が落ちる理由・可能性について書いていければと思います。
是非とも参考にして頂けると幸いです。
滞納履歴や犯罪履歴がある人
当然ながら、過去に滞納履歴や犯罪履歴がある方は、審査が通らない可能性が高いです。
こういった方は、保証会社の審査では大半が「否決」となります。
もちろん、保証会社に理由を聞いても教えてくれません。
犯罪履歴に関しては、恐らく専用の検索サイトで情報を調べて該当するか否かが判断基準になるかと思います。
滞納履歴については、身に覚えがないのに否決になったという方もいるかもしれません。
ただ、意外と過去に何かしらをやらかしている可能性もあります。
気になる方はご自身で情報を取得して確認する手もあります。
CICという信用情報機関にアクセスして手数料(1,000円)を支払うと、過去に作成したカード等の情報や支払履歴を知ることができます。
かくいう私も、学生時代にウィルコムを契約していたことを忘れていて、知らぬまに滞納履歴がついていた、ということがありました、、、
自信満々な人
自信満々な人、と聞いて何がいけないのかピンと来ない方も多いと思います。
ここでいう自信満々な人とは、「自分はいい借主になるから、契約をした方がメリットになる」と思っている方のことです。
決して多くはないですが、100人中1人か2人位の確率で見受けられます。
そういうふうに思うこと自体は悪くないですし、確かに大手企業に勤務されていたり何かしら秀でているものがある方もいらっしゃいます。
ただ、全面的に「私は勤務先の属性がいい」とか「何年も賃貸物件に住んでいて滞納したことがない」とかを押し出されると、何か違う気がしてきます。
例えば、同じくらい頭の良いA君とB君がいるとして、A君はテストでいい点を取るといつも自慢をしていて、B君は粛々とした態度だとすると、中身は同じでも表面的にどちらに好感が持てるでしょうか。といったお話です。
結果として、借りて頂くか否かは貸主さんが決めることなので、自分が自身をどのように評価しているか、ということは全く関係がありません。
日本人の中で万人受けする人は、恐らく謙虚な人だとは思います。
ちなみに、不動産屋は貸主さんから、「この人どんな感じですか?」と聞かれることもあるので、不動産屋にも謙虚に接した方がいいかもしれません。
ご参考までに→賃貸物件の申込審査時の4つのポイント
弁護士や税理士、不動産屋の人
俗にいう「士業(しぎょう)」を懸念する貸主さんもいらっしゃいます。
例えば、弁護士、税理士などを指します。
世間一般では、弁護士さんや税理士さんはとても優秀で滞納リスクも少なく、いい借主さんという印象が強いかもしれません。
ただ、頭がいい、弁が立つが故に、何かと言いくるめられてしまうという心配があるのです。
ちなみに、不動産屋(宅地建物取引士)も懸念されたりします。
これは同業という立ち位置から見ても、結構やりづらいです。
お互いの知識や経験がぶつかり合うので、すんなりと結論に行きつかないこともしばしば。
もちろん、お互いの苦労が分かるからこそ、譲り合ったやり取りが出来たりもするので、一長一短かもしれません。
同業者が部屋を借りる際、事前に「不動産屋なんですが大丈夫ですか?」と聞いてくる方もいらっしゃいます。
同業者ほど敏感になるので、少し面白かったりもしますが、、
まとめ
- 滞納履歴は自分でも調べられる
- 謙虚な姿勢が一番です
- 士業はご注意を
とはいえ、だいたいの方は審査が通過するとは思います。
心配しすぎても杞憂となる場合が多いので、楽な気分で物件探しをするのが一番かもしれません。
それでは。
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